サイエンスライティング

科学を伝える技術
表紙
デボラ・ブラム、メアリー・クヌードソン、ロビン・マランツ・へニグ編
渡辺政隆 監訳、今西康子、山越幸江 訳

ISBN978-4-8052-0864-9

A5判/432頁

\3800+税


概要

新聞、雑誌の記事、書籍、ウェブサイト、企業や大学のニュースリリース、博物館の展示解説... 科学を文章でいかに伝えるか。分かりやすい記事を書くためのコツから情報収集の技、科学者にインタビューする時の心構えまで、第一線で活躍するサイエンス・ライター達が自らの経験と知識を余すところなく伝える実践的ガイドブック。全米サイエンスライター協会公式ガイド。

原著

A Field Guide for Science Writers Second Edition (Oxford University Press, 2005)

編者

デボラ・ブラム(Deborah Blum)
デボラ・ブラムはピューリッツァー賞を受賞したサイエンスライターであり、かつて全米サイエンスライター協会の会長だった。また、現在ウィスコンシン大学マディソン校で科学ジャーナリズム論の教授を務めている。著書に『Goon Park: Harry Harlow and the Science of Affection』『Sex on the Brain』(『脳に組み込まれたセックス』白楊社)『Monkey Wars』(『なぜサルを殺すのか』白楊社)があり、これらは数々の賞に輝いた。また『New York Times』『Washington Post』『The Los Angeles Times』『Discover』『Psychology Today』『Life』『Health』『The Utne Reader』『Mother Jones』『discovery.com』などに連載を持つ。

メアリー・クヌードソン(Mary Knudson)
メアリー・クヌードソンは、医学ライターであり、近著に『Living Well with Heart Failure, the Misnamed, Misunderstood Condition』(Johns Hopkins University Press)がある。彼女は『Baltimore Sun』紙で17年間に渡り医薬品に関する連載をもち、米国サイエンスライター協会の Science-in-Society 賞を受賞した。ジョンズ・ホプキンス大学のライティング修士課程の教員であり、科学/医学分野のライティングおよび文学としてのサイエンスライティングの授業を担当している。

ロビン・マランツ・ヘニグ(Robin Marantz Henig)
ロビン・マランツ・ヘニグは『New York Times Magazine』の寄稿しており、また『Pandora's Baby』『The Monk in the Garden』を含む8冊著書がある。2004年に米国サイエンスライター協会の Science-in-Society 賞を受賞、医学ライターとしてジューン・ロス記念賞を3度受賞している。彼女の作品は『The Best American Science Writing 2005』にも掲載されている。

目次

序文 ティモシー・フェリス

第1部 技(わざ)をものにしよう メアリー・クヌードソン
  第1章 ストーリーのテーマと情報源を見つけよう フィリップ・M・ヤム
  第2章 学術専門誌から取材する トム・シーグフリード
  第3章 統計を理解して活用する ルイス・コープ
  第4章 よい記事を書く―サイエンスライティングの教師が教えるテクニック
  第5章 ストーリーを一段階高める ナンシー・シュート 
  第6章 自分にあった語り口(ボイス)と文体(スタイル)を見つけよう デイヴィッド・エヴァレット

第2部 自分のマーケットを選ぶ
  第7章 ローカル紙 ロン・シーリー
  第8章 大手の新聞 ロバート・リー・ホッツ
  第9章 一般雑誌 ジャニス・ホプキンズ・タンネ
  第10章 科学専門誌 コリン・ノーマン
  第11章 放送の科学ジャーナリズム ジョー・パルカ
  第12章 フリーランサー キャスリン・ブラウン
  第13章 一般向け科学書 カール・ジンマー
  第14章 ウェブサイトの一般読者 アラン・ボイル
  第15章 科学者向けのウェブ記事 タビサ・M・パウレッジ
  第16章 サイエンス系の編集 マリエッテ・ディクリスティナ

第3部 多様なスタイル
  第17章 締め切りに追われて記事を書く ギャレス・クック
  第18章 調査報道 アントニオ・リガラード
  第19章 驚きをもたらすサイエンスライティング ロバート・カンジグ
  第20章 解説記事 ジョージ・ジョンソン
  第21章 物語形式の記事 ジェイミー・シュリーブ
  第22章 サイエンスエッセイ ロバート・カニゲル

第4部 ライフサイエンス分野のサイエンスライティング
  第23章 医科学 シャノン・ブラウンリー
  第24章 感染症 マリリン・チェイス
  第25章 栄養 サリー・スクワイアーズ
  第26章 精神医療 ポール・レイバーン
  第27章 行動生物学 ケヴィン・ベゴス
  第28章 人類遺伝学 アントニオ・レガラード
  第29章 ヒト・クローニングと幹細胞 スティーヴン・S・ホール

第5部 物理科学や環境科学を記事にする
  第30章 技術と工学 ケネス・チャン
  第31章 宇宙科学 マイケル・D・レモニック
  第32章 環境 アンドリュー・C・レヴキン
  第33章 ネイチャーライティング マッケイ・ジェンキンス
  第34章 地球科学 グレンダ・チュウイ
  第35章 気象 ユーシャ・リー・マクファーリング
  第36章 リスク報道 クリスティン・ラッセル

異なる道をゆく ジャーナリストと広報担当者  

第6部 研究機関から科学を伝える
  第37章 大学 アール・ホランド
  第38章 病院における危機発生時の対応 ジョアン・エリソン・ドジャーズ
  第39章 政府機関 コリーン・ヘンリックセン
  第40章 非営利団体(NPO) フランク・ブランチャード
  第41章 博物館、科学館 メアリー・ミラー
  第42章 企業の広報 マリオン・E. グリック
  
エピローグ ジェイムズ・グリック

監訳者あとがき

索引


監訳者

渡辺政隆
1955年生まれ。サイエンスライター、筑波大学教授(広報室サイエンスコミュニケーター)。専門は科学コミュニ、ケーション、進化生物学、科学史。著書『一粒の柿の種』(岩波書店)、『ダーウィンの夢』(光文社新書)、『DNAの探求』(朝日選書)、『シーラカンスの打ちあけ話』(廣済堂出版)、『ガラガラヘビの体温計』(河出書房新社)ほか。訳書ダーウィン『種の起源』(光文社)、デズモンド&ムーア『ダーウィン』(工作舎)、グールド『ワンダフル・ライフ』(早川書房)ほか。