テキストファイルとは何か?

知らぬでは済まぬ電脳社会の常識
表紙
鐸木能光著

ISBN4-8052-0680-2

A5判/208頁

\1,800+税



概要

「テキストファイルとは何か」という命題を掘り下げていくと,文字コードと国民性,著作権問題,印刷物とデジタルファイルなど様々なテーマにぶつかる.本書では,テキストファイルの意義から文字コードの内容,その実用的ガイド,「出版」形態の多様化まで,パソコン世界の共通語をユーモアに富む巧みな筆致で解説する.

目次

はじめに

第1章 「紙に印刷する」という発想からの脱却
 手書きかワープロかという論争の愚
 「パソコンではよい文が書けない」は大嘘
 パソコンは簡易印刷機ではない
 もう紙の時代ではない

第2章 文字を記録する手段としてのテキストファイル
 ファイルには2種類ある
 テキストファイルで済むものをバイナリ化する愚
 なぜ、バイナリファイルが幅をきかせているのか?
 マイクロソフト社と Windows の歴史
 GIF 問題
 標準フォーマットは無料であるべき
 テキストファイルは「文章」だけではない
 印刷物や映像ファイルは複合制作物
 ルビ振りと縦中横

第3章 知ってるようで知らない日本語デジタル環境
 知らずに送っている迷惑電子メール
 改行で「整形」すべきもの、してはいけないもの
 日本語が読み書きできるパソコンとは?
 悩む前に知ろうファイル形式の違い
 マックバイナリをめぐる「宗派戦争」
 ファイルの関連づけ
 ファイル名の大文字・小文字
 改行コードの違い
 メディアとフォーマットの違い
 添付ファイル型ウイルスとテキストファイル

第4章 文字コード大胆講座
 文字コードの基本原理
 世界で最も汎用性のある文字コード ASCII
 2バイト文字コードの登場
 機種依存文字と半角仮名文字という鬼っ子
 JIS 漢字幽霊字の世界
 漢字制限論と当用漢字・常用漢字
 しんにょうの点は1つ? 2つ?
 被害者続出。「恐怖の大王」83JIS 事件
 異体字をどうするのか?
 83JISクーデターを否定した国語審議会
 俗字に未来はあるのか?
 新しい文字コードの可能性
 日本語ドメイン狂想曲
 UNICODE 時代とテキストファイル

第5章 テキストファイルを扱うための実用ガイド
 どんなパソコンを買えば間違いないのか?
 ハードの事故に遭わないために
 初心者のうちに済ませておく Windows 環境改造
 いらないものを捨てていく
 データベースとしてのテキストファイル
 テキストファイルを縦書き表示する方法
 WEB での縦書き

第6章 テキストファイルと出版界の未来
 出版の方法は DTP 主流になる
 出版不況の原因
 デジタル革命が開く少部数多種出版の道
 テキストファイルと著作権
 そもそも「著作権」とはなんなのか?
 集金団体ではない「著作権証明機構」の必要性

 おわりに
 索引