ムササビの里親ひきうけます

野生動物・傷病鳥獣の保護ボランティア
表紙
藤丸京子著

ISBN4-8052-0670-5

四六判/160頁

\1,200+税



 巣から落ちた野鳥のヒナ,病気やケガや迷子などで保護された野生動物を「傷病鳥獣」と言います.本書は,ただ動物が好きという理由で傷病鳥獣の保護ボランティアになった著者が,ムクドリやムササビの里親となって奮闘し,獣医の先生方やボランティア仲間と「野生動物とのつきあい方」について考えていくようすを描きます.

著者のサイト「野生鳥獣のページ」


目次
第1章 傷病鳥獣ってなに?
 里親ボランティア募集
 禿げたハクビシン
 さし餌は難しい
 施設を見学
 配達されたカラスのヒナ
 いきなり留守番
 スズメの個性、カラスの苦労
 切り落とされたゴイサギの足
 カラスのいたずら
 ヒヨドリ放野

第2章 初めての里子はムクドリ
 初心者向けのヒナ
 ドラ様のお食事
 ドラの暗い過去と恐るべき食欲
 お嬢様ノコちゃんとガキ大将ドラ
 鬼の尾羽抜き
 ドラ、自給自足に挑戦
 トマト地獄
 円形脱毛症?
 放野はいつに
 あっけない別れ

第3章 私はムササビのお母さん
 わが家にムササビがやってきた
 ムササビは妖怪?
 離乳食に挑戦
 むー太、飛んでごらん
 むー太の木
 傷だらけの人生
 虫の知らせと原因不明の発熱
 めぐみ先生の飼育メモ
 むー太、奇跡の回復!
 おまるに座るムササビ
 むー太の巣作り
 奪われたアイスクリーム
 むー太は色情狂 
 先輩ムササビに会いに
 放野の準備
 むー太の旅立ち
 放野後のむー太
 むー太の体の秘密を公開!

第4章 自然と人間を結ぶ動物たち
 捨て鳥はいやだ!
 バードケーキ
 野生動物との共存
 悲惨な傷病鳥獣たち
 正義の味方
 エキゾチックアニマル
 縁があれば

あとがき