おはなし天文学 4

表紙
斉田 博著

ISBN4-8052-0655-1

四六判/320頁

\1,500+税




世界天文年2009
日本委員会公認書籍

概要

 既刊3巻に続き,天文学者が太陽系の探求にどんな態度で取り組んできたかを紹介する.それぞれの天文学者の成功と失敗,喜びと悩み,激しい論争の状況などを通して,太陽系の真の姿が明らかにされる過程を追う.土星の「環」がそれと認識されるまでの論争は,17世紀天文学の状況をリアルに伝えてくれる.

内容:彗星珍説ラインアップ/バーナード−アマチュア時代の苦闘/カリントンの幽霊屋敷/ホイヘンス土星の輪十四番勝負/ハーシェルは天王星の輪を見たか/変な天文学者ニコルソン/他,全22話

目次

悲劇の星占い
彗星珍説ラインアップ
バーナード――アマチュア時代の苦闘
失われた彗星、小惑星の発掘
隕石、流星は天体だった!
月人デッチあげ事件始末記
最初の月面スケッチ
カリントンの幽霊屋敷
太陽黒点の発見
太陽周期と地球現象との関連性を求めて
七〇年間黒点が見えなかった!
一度は確認された金星の衛星
金星にヒマラヤを見た
《ホイヘンス土星の環一四番勝負》
 その前夜
 なぞのアナグラム
 環の厚さに対する苦悩
 傷だらけの勝利
発見者を決めるルール
ハーシェルは天王星の環を見たか
学界をわかした海王星の環
へんな天文学者ニコルソン
四八歳からの転身