おはなし天文学 1

表紙
斉田 博著

ISBN4-8052-0652-7

四六判/256頁

\1,500+税




世界天文年2009
日本委員会公認書籍

概要

現代では「誤っている」とされる天文学の理論も,それが考え出された当時の見方からすれば必然であるかもしれないし,現在「正しい」理論も,それが誕生した頃のニュアンスとは違っている場合もある.そこには天文学者自身の人間性が投影され,確立された理論の裏には笑いと涙,喜びと怒りが渦巻いている.そんな天文学の進歩の舞台裏をユニークな筆致で描く.太陽から水星,金星,地球,火星までの話題を集めた.

内容:宇宙の中の太陽/黒点周期の発見/地球上の緯度と経度/まぼろしの惑星バルカンを求めて/一日にお正月が二回もある世界/火星人は空想の世界に/望遠鏡の発明者はだれ!/他,全21話

目次

怪天体あらわる!
宇宙のなかの太陽
黒点周期の発見
太陽は光の道すじを変える
地球上の緯度と経度
その線は見えないが
移りゆく天の極――地球と月の場合
水金地火木土天海冥
チチウス‐ボーデの法則を改良する
星の軌道を決める
まぼろしの惑星バルカンを求めて
一日にお正月が二回もある世界
太陽が西から昇る金星
青年ホロックスの歴史的観測
悲劇の観測
ローウェルと火星の運河
火星に生物がいるだろうか
火星人は空想の世界に
火星の衛星フォボスのなぞ

付録
望遠鏡の発明者は誰?
色消しレンズ発明の舞台裏