もうひとつの住居学

表紙
佐生健光著

ISBN4-8052-0580-6

A5判/180頁

\2,000+税



概要

「住居を外から見るのではなく,内から体験的に見る」ということを視点のひとつとし,技術的な側面に傾きがちだった住居学を補うとともに範囲を広げ,住まいに対し,より多方面から物心両面にわたって検討を加えた.

目次

 はじめに

I 街の内と外
 街の様相
 街の音
 街の建築
 住宅地
 近代都市の街並み

II 家の内と外
 木柱の文化と石壁の文化
 灰色の空間について
 家の明暗について
 プライバシーということ
 床について

III 住居と生活
 姿勢について
 音声について
 生活と生活空間
  第一生活の場
   寝室
   トイレ
   浴室
   洗面所
  第二生活の場
   台所
   家事室
  第三生活の場
   個室
   書斎
   ホビールーム
   居間
   食事室
   客間
  第四生活の場
   玄関
   階段・廊下
   納戸・物入れ

IV 住まいの空間体験
 空間とは
 空間体験について・1
  メッセージを発する側と受ける側
  メッセージの図式化
 空間体験について・2
 空間体験について・3
  平面図による動的空間体験の図式化
  四つの住居における動的空間体験の比較

V 空間を創ること
 建築家について
 施工者について

 おわりに
 図版参考文献