ChemicalAbstractsの使い方とデータベース利用

表紙
笹本 光雄著

ISBN4-8052-0443-5

B5判

292頁/\4,500+税



概要

広範な化学の領域での情報検索にCAをいかに扱うべきかを,データベースとの関連を含めて利用法の基本を解説した.CAの印刷体の利用者とオンライン検索のユーザー双方にとって,またCAに馴染みのなかった利用者にとって理解しやすく使いやすい内容となっている.

目次

 まえがき
 はじめに――本書の構成について――
 参考図書、文献について

第I部 Chemical Abstracts の構成

 1 概要

 2 収録範囲
  2.1 CASSI
  2.2 抄録の発行国別、使用言語別百分率
  2.3 日本で発行された雑誌および論文、特許の収録率

 3 セクション

 4 抄録
  4.1 抄録作成の基準
  4.2 Abstract Heading
   4.2.1 雑誌論文の Abstract Heading
   4.2.2 特許の Abstract Heading
   4.2.3 会議の議事録の Abstract Heading
   4.2.4 テクニカル・レポートの Abstract Heading
   4.2.5 単行本の紹介

 5 索引
  5.1 索引の種類
  5.2 索引作成の原則

第II部 Chemical Abstracts の使い方

 1 著者名、機関名からの検索
  1.1 Author Index
  1.2 Author Index Manufacturing System(AIMS)

 2 化学物質の検索
  2.1 Chemical Substance Index と General Subject Index
  2.2 CA の索引語の構成
  2.3 Chemical Substance Index
   2.3.1 Chemical Substance Index の索引語
    (A) Index Heading Patent
    (B) Heading Subdivision
    (C) Substituent Prefix
    (D) Modification
    (E) 同形異義語
    (F) シノニム
    (G) 抄録番号
   2.3.2 Subdivision
    (A) カテゴリー subdivision
    (B) 合金に関する subdivision
    (C) その他の subdivision
  2.4 化学名
   2.4.1 化学名の構成
    (A) 倒置法
    (B) 官能基および化合物のタイプの優先性
    (C) CA の化学名の付け方
    (D) 8 th の化学名と 9 th の化学名の違い
    (E) 複数の CA 化学名をもつもの
   2.4.2 化学物命名法
    (A) 命名法のタイプ
    (B) Conjunctive name
    (C) Index Heading Parent の選択ルール
    (D) 命名例
  2.5 Index Guide の使い方
   2.5.1 化学物質に関する参照
   2.5.2 Indexing Note
  2.6 分子式からの検索
  2.7 環の命名
   2.7.1 Ring System Handbook
    (A) Ring System File
    (B) 索引
   2.7.2 検索例

 3 主題の検索
  3.1 General Subject Index
   3.1.1 Subdivision
    (A) 生物学的 subdivision
   3.1.2 CA の主題索引の索引作成法
    (A) Articulated Subject Index
    (B) 主題索引のアルゴリズム
    (C) 索引語の変化
  3.2 Index Guide の利用
   3.2.1 Index Guide
    (A) General Subject に関する see 参照
    (B) see also 参照
    (C) Indexing Note
    (D) 同形異義語
   3.2.2 Hierarchies of General Subject Headings
    (A) Hierarchies の形式
    (B) Hierarchy Index
    (C) 利用例
   3.2.3 検索例
   3.2.4 累積索引期間ごとの索引語の非継続性

 4 特許の検索
  4.1 特許の収録範囲
  4.2 Patent Index
   4.2.1 パテント・ファミリー
   4.2.2 優先権主張
   4.2.3 Patent Index の索引項目

第III部 DIALOG の基本コマンドと CA の構成

 1 オンライン情報検索の特徴とプロセス
  1.1 特徴
  1.2 プロセス

 2 DIALOG の基本コマンドと検索式
  2.1 基本コマンド
    (A) BEGIN コマンド
    (B) SELECT あるいは SELECT STEPS コマンド
    (C) 制限探索
    (D) TYPE コマンド、PRINT コマンド
    (E) LOGOFF コマンド
    (F) その他のコマンド
  2.2 検索式
   2.2.1 ファイルの選択
   2.2.2 検索語の選択
   2.2.3 検索式の作成
    (A) 論理演算子
    (B) 近接演算子

 3 レコードの情報処理と検索方法
  3.1 Basic Index と Additional Index
    (A) Basic Index
    (B) Additional Index
  3.2 トランケーション
  3.3 句での索引付け(phrase indexing)と単語での索引付け
     (word indexing)
  3.4 単語の検索
  3.5 EXPAND 機能

 4 DIALOG での CA ファイルの構成
  4.1 CA の情報と CA SEARCH, CHEMSEARCH などのフィールド
  4.2 辞書ファイルと文献ファイルの連動
    (A) CHEMSEARCH, CA SEARCH
    (B) DIALINDEX

 5 化学物質の辞書ファイルのレコード

 6 文献ファイルのレコード
    (A) 特許のレコード
    (B) 非特許文献のレコード

 7 CA の抄録、索引語と CA SEARCH, CHEMSEARCH との対応

第IV部 データベースの利用

 1 著者名、機関名の検索
  1.1 AU = フィールド(著者、発明者)
  1.2 CS = フィールド(機関名)

 2 化学物質の検索
  2.1 化学名のフィールド
   2.2.1 フィールドの構成と切り出し方
    (A) 化学名の Word Indexing と Phrase Indexing
    (B) 化学名の Punctuation と Segmentation
   2.1.2 Additional Index と Basic Index
    (A) Additional Index
    (B) Basic Index
    (C) 官能基の優先性を考慮した検索例
   2.1.3 化学名の切り出し方
    (A) KWIC 索引
    (B) 化学名の Punctuation と Segmentation
    (C) オンラインでの Segment の検索
    (D) Principal Function の Segmentation
    (E) CHEMSEARCH と CA SEARCH との化学名の Segmentation の違い
    (F) CA SEARCH での化学物質の名称の Punctuation, Segmentation
   2.1.4 化学名の検索と近接演算子
    (A) W 演算子
    (B) F 演算子
    (C) S 演算子
  2.2 シノニムのフィールド
    (A) SY = フィールド
    (B) /SY = フィールド
    (C) NA = フィールド
  2.3 EXPAND の利用
    (A) 基名の EXPAND
    (B) Chemical Substance Index 中での化学名の配列順と EXPAND の違い
  2.4 分子式からの検索
   2.4.1 MF = フィールド
    (A) FF の利用
    (B) 合金の分子式
    (C) アイソトープの分子式
   2.4.2 点で連結した分子式
    (A) 点で連結した分子式についての注意点
    (B) 無機塩の検索
    (C) 混合物の検索
    (D) ポリマーの検索
   2.4.3 /EC, EC = フィールド
    (A) /EC フィールド
    (B) EC = フィールド
    (C) ME = フィールド
    (D) NE = フィールド
    (E) アイソトープの化学名と分子式
   2.4.4 分子式索引の効用とオンラインの特徴とを利用する
   2.4.5 /EC フィールドでの近接演算子
    (A) W 演算子
    (B) S 演算子
    (C) F 演算子
   2.4.6 合金の検索
  2.5 構成成分のフィールド
    (A) NC = フィールド(構成成分の数)
    (B) RC = フィールド(構成成分の CAS 登録番号)
  2.6 環情報からの検索
    (A) 概要
    (B) NR = フィールド(環系中の環の数)
    (C) TR = フィールド(環の総数)
    (D) AR = フィールド〔環の構成元素(Hill 方式)〕
    (E) FR = フィールド〔環の構成元素(ヘテロ原子優先)〕
    (F) リング・システム・マルチプライヤ
    (G) CR = フィールド(環の構成元素)
    (H) ER = フィールド(環の構成元素数)
    (I) SR = フィールド(環の員数)
    (J) IR = フィールド(環の識別番号)
  2.7 周期律表からの検索
    (A) GN = フィールド
    (B) PT = フィールド
    (C) PI = フィールド
  2.8 CAS 登録番号
    (A) RN = フィールド(CAS 登録番号)
    (B) others CAS 登録番号(ON = フィールド)
  2.9 検索例

 3 主題検索
  3.1 ディスクリプタ
   3.1.1 CA SEARCH の Basic Index
    (A) /DE フィールド
    (B) GS = と GSI heading のタイプ
    (C) GSI heading の Phrase Indexing と Word Indexing
    (D) /DE と /DF
   3.1.2 主題検索と近接演算子
    (A) W, N, X 演算子
    (B) L, S 演算子
    (C) F 演算子
   3.1.3 EXPAND の利用
    (A) EXPAND と Index Guide との対応
    (B) フィールドを指定した EXPAND の利用
    (C) オンライン・スコープノートと Index Guide
    (D) EXPAND の利用
  3.2 アイデンティファイヤ
    (A) キーワード・フレーズ
    (B) /ID フィールド
  3.3 セクション
    (A) /SH フィールド(セクション・タイトル)
    (B) セクション・タイトルの EXPAND
    (C) SC = フィールド(セクション・コード)
    (D) 検索例
  3.4 タイトル
    (A) /TI フィールド
    (B) タイトルからの検索

 4 原報に関するフィールド
  4.1 原報からの検索
    (A) JN = フィールド(雑誌名)
    (B) CO = フィールド(CODEN)
    (C) SN = フィールド(ISSN)
    (D) PU = フィールド(出版社)
    (E) PY = フィールド(発行年)
    (F) LA = フィールド(使用言語)
    (G) JA = フィールド(CA の巻、号)
  4.2 文献のタイプからの検索
    (A) 文献のタイプと抄録数
    (B) DT = フィールド(文献のタイプ)

 5 特許の検索
  5.1 特許に関するフィールド
   5.1.1 特許出願関係
    (A) AC = フィールド(特許出願国と優先権主張国)
    (B) AD = フィールド(特許出願日)
    (C) AN = フィールド(特許出願番号)
   5.1.2 発明者と特許出願人
    (A) AU = フィールド(発明者)
    (B) PA = フィールド(特許出願人)
   5.1.3 特許資料関係
    (A) PC = フィールド(特許発行国)
    (B) PD = フィールド(特許発行日)
    (C) PN = フィールド(特許の番号)
   5.1.4 PCT, EPC 出願関係
   5.1.5 主要国における特許出願番号、特許の番号の付け方

 6 MAP 機能
  6.1 CA での MAP コマンド
  6.2 一般的形式
  6.3 検索例
  6.4 MAP コマンドの利用パターン

 索引