地人選書21>

科学者の夜想

表紙
ルイス・トマス著
沢田 整訳

ISBN4-8052-0241-6

四六判/216頁

\1,650+税



概要

アメリカの病理学者で,エッセイストとしても「全米図書賞」を受賞している著者が,医療制度,科学研究資金や核兵器競争について語り,また,分子生物学の歩み,自然の歴史,生物医学研究の恩恵について述べた珠玉のエッセイ集.科学雑誌『ディスカバー』に掲載されたもの.

目次

忘れえぬ火
視線をそらす
科学を役立たせること
錬金術
賢い動物たち
匂いについて
魔法のメトロノーム
話についての話
七不思議
人工心臓
科学では解明できないもの
基礎科学とペンタゴン
科学と「科学」
精神病院の必要性
利他的行為
虚偽と失敗
医学と爆弾
老人性痴呆症
嘘発見器
科学顧問への助言
頭の屋根裏部屋
人文学と科学
疑いということについて
深夜、マーラーの第九交響曲を聞きながら

 刊行にあたって
 さくいん